当寺では毎月1日に「いじめ自死児童生徒供養」を修しています。9月1日前後は自死児童生徒が増えると言われていますが実際の処はそれ以外の休み明け等にも起きているのが現実です。
私は小学校、中学校と不登校をしてそのまま5年程国の定義で言う準引きこもりになりました。
準引きこもりの中で信仰に目覚め生きてきました。
色々とあって35歳で得度させていただきました。
法師の皮を着た畜生同然の身ですが、自分はこの世に御用があると信じ生きております。その御用の一つとして思い当たる事として中学時代の記憶は封印していたのですが、1994年に同い年の面識も無い中学生が自殺しておりました。私は不登校で家から出ないでテレビを視てしりました。そして読経をしたのが始まりです。
勉強ができなかった事+いじめで不登校になり、今を生かさせていただいております。 今を生きている人も大切ですが、亡くなられた方々の御霊を供養する御霊信仰により鎮魂も必要だと私は思います。
私の不登校、引き篭もり支援の専門は死後の供養なのだと思っております、私より医療的分野とか心理学分野の専門家はたくさんいらっしゃいます。
不登校についてアドバイスを求められても自分はそのまま引きこもりに移行しているので出来ません…
そこで僧侶としての自分が出来る事は何かと考えて供養にたどり着きました。自殺というより命を絶つと行為を選ばれたのですから自決というべきなのかもしれません。
自決された方たちはその時は報道されても忘れ去られる方々も少なくありません、死後はどうなるか正直わかりません。
科学的な根拠はありませんが、生きている時の怒りや怨みの念だけは死後分かれて疫病や災害を招くという考えが有りました。何度もかきますが実際にそうなるとはいえませんが、そういう怨みや怒りの魂である御霊(ごりょう)を慰めて鎮めなければ繰り返されると私は思っております。
悲しい気持ちや恨みを持って逝った人の魂を祀り上げて怨霊を慰めるべきと私は考えています。
今とある仏師さんとお話をしている段階なのですが、いじめ身代わり地蔵尊を勧請(かんじょう)したいと考えております。
普通のお地蔵様では無く、地蔵三尊と言う地蔵菩薩の左右に掌善童子、掌悪童子という童子が寄り添った御像です。延命地蔵菩薩経の中に不動尊と同体とあり、今いじめられている方の力になって頂きたいという祈り、私の経験ですが引きこもりの時に助けて欲しいけど頑なに動けないという状況のまま自決を選んだ霊魂が彷徨っているのならば不動明王の力で導いてほしいと言う祈りから発願いたしました。
仏像制作の御喜捨をクラウドファンディングで出来たらと考えております。
毎月一日の供養会についてですが、決まり事として。ご遺族から依頼が無い限りは個人名で供養をしないと決めております。
経木塔婆供養のお願い
もしご賛同される方がおられましたら、下記記事を御覧下さい
九月の総供養について
毎年九月一日の前後三日間総供養と言う形で供養をさせていただいておりましたが、Facebookで居場所をやられている団体が8月25日から始業式の場所があると聞きまして本年より9月2日迄修す事に致しました。
コメント