お盆に訓読地蔵経読誦しながら…
七月盆で鴻盟社版訓読地蔵菩薩本願経を読誦しておりましたところ何度もというか沢山地獄の話が出てきます。
その中でも地獄名號品第五はタイトルだけの地獄名どんな地獄かという解説がありました。
地蔵菩薩本願経地獄名號品第五全文
地獄名號品第五
爾時普賢菩薩摩訶薩白地藏菩薩言。仁者。願爲天龍四衆及未來現在一切衆生。説娑婆世界及閻浮提罪苦衆生所受報處地獄名號。及惡報等事。使未來世末法衆生知是果報。地藏答言。仁者。我今承佛威神及大士之力。略説地獄名號及罪報惡報之事。仁者。閻浮提東方有山號曰鐵圍。其山黒邃無日月光。有大地獄號極無間。又有地獄名大阿鼻。復有地獄名曰四角。復有地獄名曰飛刀。復有地獄名曰火箭。復有地獄名曰夾山。復有地獄名曰通槍。復有地獄名曰鐵車。復有地獄名曰鐵床。復有地獄名曰鐵牛。復有地獄名曰鐵衣。復有地獄名曰千刃。復有地獄名曰鐵驢。復有地獄名曰洋 銅。復有地獄名曰抱柱。復有地獄名曰流火。復有地獄名曰耕舌。復有地獄名爲?首。復有地獄名曰燒脚。復有地獄名曰啗眼。復有地獄名曰鐵丸。復有地獄名曰諍論。復有地獄名曰鐵?。復有地獄名曰多瞋。地藏白言。仁者。鐵圍之内有如是等地獄其數無限。更有叫喚地獄･拔舌地獄･糞尿地獄･銅鎖地獄･火象地獄･火狗地獄･火馬地獄･火牛地獄･火山地獄･火石地獄･火床地獄･火梁地獄･火鷹地獄･鋸牙地獄･剥皮地獄･飮血地獄･燒手地獄･燒脚地獄･倒刺地獄･火屋地獄･鐵屋地獄･火狼地獄･如是等地獄･其中各各復有諸小地獄･或一或二或三或四乃至百千。其中名號各各不同。地藏菩薩告普賢菩薩言。仁者。此者皆是南閻浮提行惡衆生。業感如是業力甚大。能敵須彌能深巨海能障聖道。是故衆生莫輕小惡以爲無罪。死後有報纖毫受之。父子至親岐路各別。縱然相逢無肯代受。我今承佛威力。略説地獄罪報之事。唯願仁者暫聽是言。普賢答言。吾以久知三惡道報。望仁者説令後世末法一切惡行衆生。聞仁者説使令歸佛。地藏白言。仁者。地獄罪報其事如是。或有地獄取罪人舌使牛耕之。或有地獄取罪人心夜叉食之。或有地獄〇湯盛沸煮罪人身。或有地獄赤燒銅柱使罪人抱。或有地獄使諸火燒趁及罪人。或有地獄一向寒氷。或有地獄無限糞尿。或有地獄純飛〇?。或有地獄多攅火槍。或有地獄唯撞胸背。或有地獄但燒手足。或有地獄盤?鐵蛇。或有地獄驅逐鐵狗。或有地獄盡駕鐵騾。仁者如是等報。各各獄中有百千種。業道之器無非是銅是鐵是石是火。此四種物衆業行感。若廣説地獄罪報等事。一一獄中更有百千種苦楚。何況多獄。我今承佛威神及仁者問。略説如是。若廣解説窮劫不盡
地獄も色々と有るようで…
下書きどまりになっているブログに基礎仏教学Ⅰの話を書こうとしているのですが…大学に行って基礎仏教学学んで良かったなと思うのは須弥山について習ったことがあげられます。地蔵経の解像度が上がりました。
閻浮提東方有山號曰鐵圍。略 有大地獄號極無間
読み下し 閻浮提の東に山あり號して鐵圍（てっち）と曰（い）う。略 大地獄有り。極無間と號す。
我々のいる閻浮提という場所の東側に鐵圍山という場所があって無間地獄といいますよという感じで私は解釈しています。
その無間地獄の中に四角地獄とか、飛刀地獄、鉄床地獄、火梁地獄とかなんだこれは？って感じの地獄が並べられていきます。
後半にお地蔵さまが地獄の解説をされるのですが読んでいて気持ち悪くなってきました…グロい話は苦手なので…
罪人の舌を取ってそれを牛が耕す地獄とか、罪人の心臓を夜叉が食べる地獄があるとか。
赤銅の柱を焼いて抱き着かせる地獄、逆に寒い冰の寒冰地獄という場所も有るそうです。
これらの地獄は生前の行い次第で鉄や銅、火、水の地獄に行くことになると有ります。
地獄の中にもまた百千種の地獄があると説かれています、今日も時代に合わせて新しい地獄が出来ているみたいな話をひろさちやさんかな？子供のころ聞いた話があったような気がします。
善徳を積み悪業を減らすのは基本ですが、縁を結ぶと地獄の底まで追いかけてきて下さる地蔵尊との縁も大事だなと思いました。
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