大黒様の天覆代用の茶筒御奉納頂きました

徒然

旧寂光庵の時に子年なので本院先代の平道大和尚に大黒様の開眼をして頂きたいというつぶやきをTwitterでされた事で今の横浜出張所を開設するきっかけを下さったS居士から未開眼とは言えどゆくゆくは浴餅供をされる銅の大黒様をそのまま箱に入れて置くのは恐れ多いと天覆の代用品にと茶筒を御奉納頂きました。

向かって左が元々の箱です。蓋と前面に鶴があしらわれています。

ゆくゆくは天覆を製作していただかないととは考えておりますが、三カ月から半年はかかるそうです。

S居士からの奉納の茶筒にお遷しした時に未開眼なのですが、晴れやかな気持ちになり喜ばれているのではと思いました。

この秘仏の大黒様は一昨年の本院で住職から「所長上人も浴餅供するべきです」と言われてて…

翌年先代和尚の一周忌の時に先代和尚の兄弟弟子の和尚さんがお越しになられており伝法の話が出ました。といっても、御像が無いので御縁がありましたらとお話して帰りました。

別の用事で修験道玄門某流の大先達に浴餅供の本尊の大黒様ってどこで手に入りますかね?とお声がけしたら未開眼で置物になっているだけの銅の大黒天像あるので浴餅供されるのなら奉納したいと言われてお越し頂いた御像です。

ただ私自身密教より法華寄りの人間なので伝法についてどうしたものと思いながらいったりきたりしておりました。

何時もネタにし過ぎと言われそうですが、2月12日の國府田マリ子東京タワーライブで咽喉を怪我された國府田マリ子大姉の件でファンの一人としてやきもきして快復を祈っていた訳です。咽喉痛めているのに無理にアカペラ熱唱をされた大姉と自分の僧侶として信徒さんとの関わり方について考えところが有りました。

旧寂光庵時代からついてきて下さっている大黒天信者のS居士、何回か近所の験者がいる寺があるのでそちらに行かれたらとお伝えしても「御上人がいい」といってくださる。一人でもついてくる人がいると言うのは有難いもので…

私の自行としてでしたら浴餅供を授けて頂こうと言う気持ちにはなれなかったと思います。

浴餅供を元に組みなおした浴豆供を修せたらと思っております。


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